2016年も母から譲り受け お節料理を家族の為に作りました。
先ずは一人ずつ、四角い塗りのお盆に先付を。
大根おろしといくらの甘酢和え
なます
菊花かぶら
金柑の甘露煮
そして三段のお重には定番のものを。
そうそう、黒豆と栗きんとんは今も母が作ってくれます。
全部受け渡してしまうのも寂しいのかもしれませんね〜。
そして あとは大皿にリクエストのあったものを。
蟹は好きなだけ食べられるように・・・
(で、今年はちょっと多かったようで^^; )
なぜか鶏の唐揚げが毎年人気(笑)
今年のお肉料理は塩豚にしてみました。
毎年どれだけ食べた?というほどお腹がふくれます。
けれども食べたいお雑煮は、時間を少しおいてから。
元日のお雑煮は決まって鰹と昆布だしの澄ましのお雑煮です。
そしてこれは二日に戴く白味噌のお雑煮。
二日の夜は友人が来てくれました。
友人たちといただくお節は、アレンジを変えて気軽に楽しんでいただけるよう
大きな丸い塗りのお盆に食べきっていただける量を盛り付けて。
ほぼ二日、いえ三日で今年は全部なくなりました。
今までも毎年母が言っていた言葉・・・
「もうどこかのお料理屋さんのお節にしちゃおうかしら」・・・
何回この言葉を聞いたことでしょう。
それでも年に一度だけのお節料理はやはり手作りになるのです。
母の味を受け継ぎ、切り方や盛り付け方も記憶に残っているほど。
しっかりと写真を見るように、私の脳裏に焼き付いています。
私の息子たちの脳裏には、母から受け継いだ私のお節が焼きつくのかな。
そんなことを思うと、やはり私も「もうどこかのに・・・」と言いながら
作り続けるのでしょうね。
毎年29日から元旦までお節で大わらわですが、終ればひとつの歴史になっていることに
感慨深いものが残ります。