盛りだくさんの11月です。
以前から「コラボしたいね〜」と言っていたことが実現しました!
友人の塩川 恵さんのアンティーク Piersさんと私の料理のコラボレーションです。
Piersさんは毎年イギリスやフランスへ足を運び、ご自身の目で見て
アンティークの食器を買い付けにいらしています。
実は私もニューヨークに住んでいた時、親しい友人がアンティークのお仕事をされていたので、カトラリーやティーセットなどのアンティークの器を持っています。
100年以上前のものもあり、今の時代では逆にもう作れない技術のものや、
その時代に流行っていたものなど、デザインだけでなく、素材なども今とは全く違うものがたくさんあります。
こんなに凝っちゃっていていいの??というほど素敵な模様やスタイルをみると・・・
もう、毒です!!!(笑)
心トキメいてしまい、色々と欲しくなってしまいます。
さて、今回は、Piersさんのアンティークに私の料理を盛り付け
皆さんに食べていただくだけでなく、盛り付けや食器の合わせ方のお話もさせていただくという企画。
その食器合わせのために、事前打ち合わせをさせて頂き、イメージが大きく膨らみました。
カスタードカップは二種類のデザイン違いを使っています。
可愛い持ち手がついているカスタードカップは、前菜にピッタリ。
夏でしたら冷たいスープを入れてもおしゃれな演出になりますね。
そしてカップが乗っている長盆は、輪島の漆塗りです。
アンティークのガラスと漆はものすごく合います。
双方の魅力が引き出されるように思います(^^)
漆も長い歴史のあるものですから合うのかもしれませんね。
そしてもう一つの前菜は、紅玉とシルクスイートというさつまいものミルフィーユグラタンです。
このお皿も100年以上前のものです。
一枚一枚もちろん手描き、そして周りには金が使われています。
金が使われているものは、大変正式な場でしか使われないとのこと。
その時代の人が見たら、ミルフィーユグラタンを乗せるのか?と言われてしまうかも(笑)
こんなチャンスは滅多にないから、一番素敵なお皿を使わせて頂いちゃいました💕
器のグリーンの脚がテーブルクロスと合っていています。
(この器を使いたくてグリーンのクロスを持参したくらい)
脚付きのものはお皿の上に乗せると一段と華やかになります。
サラダは、柿と蕪のサラダ 柚子仕立て です。
ドレッシングの酸味は柚子の果汁だけ。
とても爽やかで美味しく仕上がりました。
そしてメインディッシュはボルシチです。
ビーツ、人参、キャベツ、ジャガイモ、そして牛スネ肉を煮込みました。
今回は野菜ソムリエの方もいらして、蕪やビーツなど野菜のことを教えて頂きました。
やはり野菜は新鮮なもは違います。
有機野菜の採りたてがすぐ手に入る環境。
いつか私もそんな環境に・・・
自分の畑もやってみたい・・・という気持ちになってきます。
そしてデザートはパンナコッタです。
パンナコッタの器も二種類使わせて頂きました。
そしてお皿もほ〜〜〜んとに可愛いんです!!
パンナコッタには、クランベリーの赤ワイン煮を添えて。
そしてそして、紅茶のカップとポットが素晴らしすぎるでしょ〜♪♪
お料理全てを素敵なアンティークの器に盛り付けさせて頂き
いつもとは違う楽しい気持ちでした。
料理は盛り付ける器によっても変わります。
そして器はどんな料理を盛り付けてもらえるのだろう、と思っているでしょうね。
めぐちゃん、素敵なコラボレーションをさせて頂きありがとうございました。
そして今回開催させていただいたPiersさんのお宅は、全てご主人様の手でリフォームされています。
原型がどこにもないくらいの丸々のリフォームされたお部屋は、外国のお宅のお部屋のようです。
アンティークの器たちがしっくりとそこに佇んでいられるような、そんな空間です。
そして今回、素敵に写真を撮ってくださった智子さん、
ありがとうございました!!
料理を用意して盛り付けてサーブしていると、写真を撮ることが全くできませんでした。
智子さんのお写真をお借りしてアップさせて頂きました。
今回のコラボレーションでは、器と料理だけでなく、洋と和の融合も楽しませて頂きました。
西洋の文化を取り入れているきている日本です。食器使いも洋のものと和のもの合わせ方は本当に楽しめます。
私も新しい食器を考えるときには、持っている洋食器にも和食器にも合うものを、と考えます。
星の数ほど集めなくても(笑)、揃え方一つで何通りにも楽しめますね(^^)
アンティークと和食器の相性の良さを今まで以上に体験させていただいた、貴重な1日となりました。
チャッピーもお疲れさまでした💕
Piers 代表 塩川 恵さん
各地でアンティークのイベントをされていらっしゃいます。